入れ歯と顎関節症治療のドクター日記

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 2009.11.30 [ 随 想 ]
生老病死の養生法
帯津良一先生は病を克服する家の図の基礎は心と述べられています。

優れた治療技術、医療器械があっても患者さん自身、病を克服しょうと言う意思が揺らいでいると、上に建物を建てることができないとも述べられています。

先生の述べられていることは私の総入れ歯治療にもあてはまります。

私がどうしてもできない症例はFSSの方でした。前向きに自分を見れ其れに対して理解し努力してくれないからです。

次々に不定愁訴を訴えマイナス思考になりこの入れ歯はダメと決めて良くなることを拒否してしまうのです。

所詮いつも述べていますが総入れ歯は人工物、本来の天然歯と同じわけには
いきません。

そこは「足ることを知る」ことになります。
心の豊かさ、前向で治療義歯の訓練を乗り越えられればもう頂上はまじかなのです。

最終的には心の持ち方なのです。
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 2009.11.29 [ 入れ歯のこと ]
入れ歯と心理的要因
入れ歯は粘膜の上にのるボートのようなものです。

精神的な要素が大変大事です。前にも書きましたが口の中は大脳皮質連合野の影響が直接関与しますので前向きでない人はなかなか慣れにくいものです。

おおらかな人ですと入れ歯は之くらいと思える人は直ぐ慣れます。

精神的にはいればの存在そのものを否定することかもしれません。

所詮義歯ですからーー

深刻に考えないことです。

そうすればあなたの総入れ歯もあなたの味方になるでしょう。
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 2009.11.28 [ 入れ歯のこと ]
入れ歯と口腔顔面痛
部分入れ歯を長く入れていると鈎歯に負担がかかり歯槽骨の吸収が補綴側

で起こりそれが次第次第に歯髄の変性を呼び起こし突然激しい痛み

となり患側の鼻、目の奥が痛むことがあります。

本人はわからず耳鼻科、眼科などいきますが病因がわからずこまることがあります。

三叉神経の支配領域の口腔顔面痛のことを理解している歯科医師ですと

部分入れ歯+歯周病から解決つきます。
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 2009.11.27 [ 入れ歯のこと ]
合わない入れ歯の悲劇
5年間上顎のいればがあわないにもかかわらず我慢しながら入れていた方が

来院しました。

人間の不適応に対する適応により顎関節の変形、上顎の骨吸収、残存歯の

挺出、咀嚼筋の乱れによる顔のアンバランスなどでした。

病気事態は病理学的に退行性病変ですから元の状態には直りません。

この患者さんは5年前正確な診査、診断を受けて治療すればいまの状態に

なりませんでした。

後悔先に立たずです。

入れ歯の不適合+食いしばりで予想外のことが起こります。

ご注意あれ
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 2009.11.26 [ 入れ歯のこと ]
軟質裏層材
巷に軟質材が入れ歯の裏層材として沢山あります。

しかしかみ合わせ即ち咬合の安定支持,維持が無いまま材料に頼れば

被圧変位により顎の骨の吸収が早まります。

ですから総入れ歯や床義歯を長い間治療している先生は軟質材料を

使わないはずです。

入れ歯はまず咬合が大切だからです。

支持、維持、咬合の安定だからです。

之が黄金率です。

之ができていないからでしょう軟質材が売れています。

さてこれから数年後の顎堤はどうなりますか?
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