推定有罪 笹倉明 著 岩波現代文庫 1300円
帯にもありますが解説は野村吉太郎氏。
彼は実は私と大学同期卒業の弁護士です。
ご紹介いただいて、まず解説を読んでみたら、なんとこの小説の主役の弁護士は野村先生をモデルにしているとの事。
小説を読み進めると弁護士の奥村紀一郎が小菅の拘置所に被告人に会いに行ったり、ドヤ街の祝町を証人を探して訪ね歩いたりする。そのたびに、野村先生がコートの襟を立てて歩く姿や、わざと背広を脱ぎ、ネクタイも外してドヤ街を歩く姿が目に浮かぶ。リアリティを持って迫ってきます。小説が頭の中で3D映像で迫るようです。
昨日は野村先生に会ったので本の後ろにサインをいただきました。