以前書いた原稿、もったいないから載せときます。
「私自身の歯について」
実は高校を卒業し、約2年間トラックの運転手さんを生業にしていました。当時は大学生に憧れ、入学許可をいただけたのが歯学部だったという理由で現在の歯医者になりました。ゆえに、成長期における私自身の歯のケアー及び関心は今から思えばたいへんな低レベルなものでした。それでも虫歯に苦しむ事がなかった事はひとえに丈夫な身体を授けてくださった親に感謝です。歯医者になり海外の学会などに参加するようになったとき、初めて自分の歯並びの悪さが大きなコンプレックスとなりました。一念発起、33歳より歯列矯正を行いました。当時は患者さま方より「先生も頑張って!」などと逆に励まされ、微笑ましい連帯感を味わう事となりました。勿論、現在は3食後、ブラッシングを行っています(本当は酔っ払ってそのまま寝てしまうこともあります)。また、健康な口腔を維持するには、健康な身体・心のバランスも必要と考えておりますので、適度なリフレッシュを心がける事やアンチエイジングサプリメントも摂取しています。
小生が小学生の頃、一度だけ母に連れられて歯科矯正の相談に伺った事がありました。その夜の父が、「そりゃカローラも買えるな。」と一笑に付したことが、今でも甘酸っぱい記憶の中に残っています。